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【卓球】シェーク裏裏からバック表へ転向した結果【モリストSP】

バック表 卓球

どうも、最近また卓球ができていないアチヒロです。

コロナ禍、妻の妊娠・出産、育児の為2020年はほぼ練習をせず長期離脱していた卓球でしたが、2021年の4月くらいから月1~2回くらいから再開しました。

そうしているうちに、思うところがありバック表に転向することになりました。
そんな中で、実際転向してみて感じた本音を語っていきたいと思います!
正直、バック表にしたからといって今まで勝てなかった人に勝てるようになるかというと、うーん。
そこまで単純ではなかったです。

今回の記事は、
・バック表に転向しようかと思っている方
・バックハンドの対応がミートばかりの方
・練習時間の確保が難しい方
に参考になる記事となっておりますので、該当の方は是非最後までご覧ください。

アチヒロの卓球歴はほぼ5年、実績はなし

卓球歴は社会人から開始した5年程度

中学校3年間と、2016年10月~の5年間になります。
特にレッスンは受けておらず、初心者の期間が長かったように思います。
今も中級者駆け出しのような状態です。

中学校3年間はほぼ遊んでいただけのような状態でしたので、ほぼ社会人からの出発です。
詳しくは以下の記事でも説明しておりますので、もし気になる方がいたら合わせてお読みください。

これといった実績はなし

優勝等での表彰記録はありません。実績というのはほぼ皆無…。悲しみ。

選んだ表ラバーはモリストSP

表ラバーはモリストSPを使用。伊藤美誠選手も使用しているラバーです。
ちなみにフォア面はファスタークG-1を使用。これも伊藤美誠選手と同じです。

アチヒロ
アチヒロ

美誠ちゃんみたいにドンパチ表で攻めたいです

バック表転向のきっかけは「バックはミートばかり」だから

弾く感覚がよく、気持ちよく打てた

練習時間が取れない事もありバックのドライブ技術が伸びずミート打ちばかりだったので、以前から気になっていたバック表をやってみよう!
と思うようになり一度試した結果、思っていたより感覚がよかったのでバック表への転向を決意しました。

バック表にしたからといって苦手なサーブは苦手なまま

バックのサーブレシーブが下手だから、という理由でバック表にした方もいるようですが、正直表にしたからといって今まで返せなかったボールがモリモリ返せるようになる、という事は私はなかったですね。

バック表に転向した際の得意・不得意について

バック前の処理は得意

バック表の強みはやはり回転に鈍感な部分です。
バック前にきた下回転を弾き入れるのは比較的容易で得点につながりやすく、弾く以外にもストップや軽めのチキータなども効果的でした。

具体的には、短い下回転や短いナックルサーブを出してストップしてきたボールを弾く。など。

ツッツキで相手を揺さぶりチャンスを作ることができる

ツッツキは練習していけば切れている、切れていないの使い分けができるようになってくるので、チャンスボールに繋げやすいです。

具体的には、下回転サーブに対して表で切れていないナックル性のレシーブを送って相手のドライブミスを誘う、あるいは切れてないツッツキが返ってくるのでそれを弾く。など。

前陣速攻で体力に左右されない

バック表は基本的に前陣での戦いになります。

必然的に早い打点、早い展開になりますので、ラリーが長引くことは少ないです。
ラリーで体力切れで点を取られる展開になりにくいため体力に左右されないとも言えます。

下回転バックロングの処理ができない

苦手なのはバックへの深いボール。
表の選手は基本前陣になるため、深いと詰まりやすくなります。

サーブレシーブでも、バックへの深いナックルロングの対処が難しい事が多いです。
表は、当てるだけのブロックでは落ちるかオーバーしやすいので、「しっかり弾く」「いなす」「回転を逃がす」ようなプレーが必要なのですが、早くて深いボールだと判断する時間がないため、その対処が難しくなります。裏裏からの転向だと尚更。無意識に上記の対処ができるレベルまで練習が必要ですね。

バックロングは非常に苦労しています。身長的に目線・体勢が低くなりやすい女子の方が扱いやすいのは納得です。

バックへの切れた下回転もなかなか対処に困ります。表でツッツキ返しても相手のチャンスボールになりやすいので注意です。面を合わせてミートなど、工夫が必要です。

バック表のストライクゾーンは狭い…

回転には鈍感だが、当てる面の角度には非常にシビアなのが表ラバーです。
さらに、角度に合わせてボールに当てる力加減も調整が必要です。
弱ければ落ちる。強ければオーバーする。

ただ、表のドライブ技術を覚えればもう少し融通が効くようになります。

アチヒロ
アチヒロ

(ドライブが伸びないから表にしたのに、結局ドライブが必要になるのか…)

表のミートのみで勝負するのは、かなりハイリスク・ハイリターンな戦い方です。
決まるときはバンバン決まるが、決まらない時は全く決まらない。
そういったギャンブラー的な要素が好きな方にはおすすめです。

実際、なんで言うことを聞いてくれないんだ、と思う事は多いですが決まり始めると頼もしくなってきます。相手が嫌がる事も多く、表とやり慣れていない相手ならば「勝ち」は近付きます。

バック表の男子選手はトップでは希少種

バック表の男子選手はトップ選手ではほぼいません。女子選手では割といますね。
そういった部分からもバック表が適している選手の特徴が見えてきます。

フォア表であればスウェーデンのファルク選手などが有名ですね。

初中級者であれば通用するが、上級者には通用しないのがバック表と言えます。
実際、上級者の回転量をバック表で受けるのはかなり難しかったです。

ですが、我々市民レベルで強い方はバック表の方も少なくないです。
使いこなせさえすれば…!!

バック表にするとラケットが軽くなる

練習時間の少ない卓人にとっては、重いと筋力の変化などで振り遅れたりする事が多くなり自信がなくなってさらに振れなくなるという悪循環に陥る事があります。

その点、バック表は軽いので非常に扱いやすいです。ブンブン振れます。

アチヒロ
アチヒロ

軽くなった分、フォアの威力は落ちますね確実に。何を取るかです。

バック表で覚えたほうがいい技術は6種類

  • ミート技術
  • 弾く技術
  • いなす技術
  • ドライブ技術
  • ツッツキ技術
  • ブロック技術(カット性のブロックが必要)

正直、裏よりも覚えたほうがいい技術が多いように思います。
意外性のあるプレーで相手を振り回してチャンスを作り出すのが基本になるかと思いますので、そういった技術、器用さ、発想力が必要になります。

バック表が合う人の特徴

実際に使ってみてバック表が合う人の特徴は

  • 思い切りのいい人
  • 強気で攻めきれる人
  • 意外性のあるプレーで相手を翻弄したい人
  • 相手の嫌がるポイントをしっかり突ける人
  • 前陣に張り付いて打点早く攻撃できる人
  • フォアの攻撃力がしっかりある人
  • 器用な人
  • 身長の低い人

思い切りよく攻めの気持ちを切らさず弾く、回り込む。打点が早い。相手の嫌がるポイントを容赦なく突ける。意外性のある発想ができる。下がらない。フォアでしっかり攻撃できる。こういった人が合うと思います。
身長が低い人は目線が低いので、ネットより高い低いの見極めがしやすく攻撃の判断がしやすいというメリットがあります。

表は多彩なプレーができて楽しい

表ならではのプレーができるようになってくると、多彩に周囲もワッと沸かせるようなプレーができるかもしれません。伊藤美誠選手のプレーを見てると本当にそう思います。

個人的にはまだ扱いきれていないですが、逆チキータやカットブロックなど、楽しくやらせてもらってます。新しいことを覚えるのも楽しいです。卓球は対応力。経験値も物を言うスポーツだとも思いますので、様々な経験をするのが上達の近道にも思います。これからも楽しくやっていきたいです。

バック表の種類は「変化系」「スピード系」「回転系」

変化型

ほぼ粒に近いような使い方で、ナックル性のボールを送ったりしながら相手を翻弄しチャンスを作り決める戦い方になります。 RPGでいうところの…魔術師型でしょうかね。難しい。
変化型代表は『アタック8』※非常に細かく種類が分かれており、奥の深いラバーです。
使用選手:福原愛、安藤みなみ

スピード系

ミート打ち主体でバシバシ決めに行く、前進あるのみの気持ちいい戦い方。RPGでいうところの格闘家型。
スピード系代表は『VO>101』

回転系

表ながらしっかり回転もかけて攻撃できる。裏ラバーの感覚に近い。表特有のナックル等は出にくいかもしれないが、回転をかけられる分安定感は増す。 RPGでいうところの戦士型。
使用選手:平侑里香(南波侑里香)

バック表で参考になったサイト・動画

シェークバック表のための技術講座【卓球】
村田雄平むらじの部屋にもご出演いただいた、サンリツ・平侑里香選手に再びご出演していただきました。今回は特別レッスンとして、フォアハンド・バックハンド・サーブについて、実演を交えながら解説していただきま

おわりに

以上、いかがだったでしょうか。

表は表らしいプレーが必要になってきます。
ただ返すだけだと狙われて打ち込まれてしまいます。
ラバーによって特徴も大きく変わるので、いくつか試して自分に合ったものを探すのがいいと思います。裏裏からの転向だと回転系だと扱いやすいですが、表らしい嫌らしいボールが出にくいので表の魅力を感じにくいかもしれません。

以上、参考になれば幸いです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!