こんにちは。本を買うだけ買ってなかなか読まない アチヒロです。
読まないなら次の本買ってはいけないと妻にぶっとい釘を刺されております。
さて、皆さんは「演繹法」と「帰納法」という論理的思考法をご存知でしょうか?
誰でも、子どもでも無意識に使っている思考法です。私は今日知りました。
具体的にどういうものなのか説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。
頭の中で無意識に考えている思考を「〇〇法」というように形にするとツールのように使い勝手がよくなるから面白いですね。心理学なんかだと〇〇の法則とかいろいろあります。
それでは、なるべく簡潔にご紹介します。
演繹法とは、普遍的な事実を前提として結論を導き出す方法
三段論法と呼ばれるようなもので、
A=B、B=C なら A=C になるよね、というような思考法です。
帰納法と比べると「数学的」です。
(例)本は紙です。紙は燃やせます。つまり本は燃やせます。
※やめてね本当に燃やさないでね
こんな感じでしょうか。
但し前提として、一般的な事実である必要があります。
本=紙、紙=燃やせる、という事は誰でも知っている事実です。
(例)本は難しいです。難しいはバク転です。つまり本はバク転です。
何言ってんだ。
何言ってんだってなりますよね。
このように、主観が入っていたり抽象的だったりするとこの思考法は破綻します。
前提をしっかり守って使いましょう。
帰納法とは、各情報をまとめて推測で結論を導きだす方法
AとBとCという情報から、Dという結論(推論)を導き出すという思考法です。
演繹法と比べると「文学的(?)」です。
各情報から共通する部分を読み取って、一つの結論 (推論) を見つけ出す。
各情報が線だとすると、全ての線が交わるポイントを見つけ出す。
というイメージでしょうか。読解力、想像力、推理力が必要になります。
(例)
A.短期間で売買を繰り返す投資方法はほとんどの人が負ける。
B.米国経済は右肩上がりの成長を続けている。
C.米国の人口は右肩上がりで増加中。
D.インデックスファンドは指数に連動している。(米国経済に連動しているようなもの)
※指数とは「特定の銘柄群」の値動きを表すもの
結論:長期で米国株式のインデックス投資を行えば負けない。
こんな感じです。
もっとわかりやすい例だと、
A.アチヒロは遅刻することが多い。
B.アチヒロは昨日寝るのが遅かったらしい。
C.朝になってもアチヒロから連絡がない。
結論:今日もアチヒロは遅刻してくるのだろう。
※本当のアチヒロは時間を大事にする男です
どうでしょうか。
遅刻してくるアチヒロにドロップキック。
組み合わせて結論を導き出すこともできる
この2つの思考法「演繹法」と「帰納法」ですが、組み合わせる事でより思考が深まります。
また例で見てみましょう。
(帰納法)
A.明日の降水確率は30%
B.雨が降る前は古傷が痛む事があるが、まさに今痛む。
C.農家50年のベテランが「雨がくる」と言っている。
結論:明日は雨だ。
↓ 帰納法で得た結論を演繹法で利用。
(演繹法)
明日は雨だ。雨は濡れる。つまり、明日外に出たら濡れる。
よし、それなら濡れたくないので傘を持っていこう!
こうなるわけですね。
うん。傘持っていきな。
まとめ
これらの思考法、もっと複雑な事に使うとハッとするアイデアにつながるものなのではないでしょうか。
ちょっと例が安易すぎましたかもしれません。でも入門編ですからわかりやすさ重視で。
実際に仕事で使う場合などのシミュレーションもしたいと思っているので、それはまた別の機会に。
演繹法は、 A=B、B=C なら A=Cだろうという結論を出す方法。
帰納法は、各情報から結論(推論)を導き出す方法。
でした!
以上、参考になれば幸いです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!